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「たった１５分で１冊読めるはずがない」
１冊１５分で読めるようになるという
紹介が信じられませんでした。
でも先日読んだ本
「理系読書」
この本の通りに読めば
１冊１５分も不可能ではありません。
どんなに時間がかかっても
３０分あれば十分でしょう。
短時間で読めるから、
アウトプットに時間を割くことができます。
だから読みっぱなしにならずに
新たな行動習慣も身に付きます。
読書のハードルが下がるから
積読も防げるし、よりたくさんの本を
読むことができます。
なぜ１５分という短時間で読めるか
気になりますか？
それは自分の問題意識を
解決する部分を絞って
そこだけを読むからです。
「理系読書」犬塚壮志著
昨年ライティングの通信講座を受講した
中野巧さんがオススメの本
「理系読書」を先日読みましたので
そのエッセンスを一部ご紹介。
文脈理解
まず文脈を理解するために
メタデータチェックを行います。
メタデータとはデータのデータです。
と、小難しく書きましたが、本の場合は
タイトル、サブタイトル、
帯コピー、著者名などの情報のこと。
特に注目してほしいのが次の３つです。
①発行年月日
２００８リーマンショック
２０１１東日本大震災
２０２０新型コロナ
この３つは大きな時代の変わり目なので
特に意識しましょう。
読み続けられている古典は
発行年でなく、書かれた時代背景に
目を向けましょう。
冒頭に時代背景の解説がある本もあるので
そこはぜひ読んでみましょう。
②著者プロフィール
その問題を語る資格があるのか？
なぜその問題を語るのか？
それらの点を見てみましょう。
困難を乗り越えたエピソードが
プロフィールに書いてあると、
その本は読む価値が高いです。
③目次
最も重要なメタデータは
言うまでもなく目次です。
各章にこれらのラベルを
付けてみましょう。
ーーーーーーーーーー
背景、定義、メリット、機能、
メカニズム、方法論、ノウハウ、
事例、その他
ーーーーーーーーーー
その後、
問題意識と照らし合わせ
読む章・部分を
取捨選択しましょう。
スクリーニングで旨味抽出
次は絞った部分をスクリーニングです。
まず先に、章の後ろにある
要約・図表に目を通しましょう。
それらがない場合は
「つまり、要するに」などの
まとめの接続詞がある文を
読みましょう。
その後、当たりをつけた本文に
ざっと目を通します。
その際、著者の得意分野と
問題意識に対する解決策が
合致する部分が出てきたら合格です。
その該当する見出しや文章を
色ペンで「」などを付けます。
その文章を一言一句漏らさないつもりで
精読しましょう。
その時、
・予測しながら読む
・自分になかった内容に絞る
この2点を心掛けましょう。
読むことよりも、検証が重要
この読書方法なら短時間で
1冊読めそうですよね。
でも大切なのはその後です。
いかに実践、検証して
「問題解決に役立てていくか？」
「自分の身に落としていくか？」
これらが重要です。
「理系読書」では
それらのやり方についても
詳しく書かれています。
そこまで紹介すると
長くなるので書きません。
私は余すことなく読んで
マインドマップにまでまとめたので
読了するのに15時間かかりました。
読書方法の詳細、検証方法など
興味ありましたら
ぜひ読んでみてくださいね。
