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カウンセリングが身近になって、
カウンセリングを学ぶ人や、
カウンセラーを目指す人も増えています。
また現代は専門的な心理学療法を
受ける人も増えていますが、
心理学療法とカウンセリングの違いは
わかりにくいですよね。
そこで心理学療法と
カウンセリングの違いをご紹介します。
心理学療法の種類と治療法とは?
心理学療法とは臨床心理士などの
特定の訓練を積んだ専門家や
資格を持っている人が行います。
まず心理的諸問題や悩みを抱える患者や
クライエントとの
認知・行動・感情・身体感覚に
変化を誘い出します。
(この場合はクライエント呼ばれる)
それで症状や問題行動を消去
あるいは軽くすることを目指します。
個人を対象として行われることが多いですが
集団を対象に行われることもあります。
一見同じように見える
心理学療法とカウンセリングですが、
どこが違うのでしょうか?
まずはじめに、
心理学療法についてご紹介します。
★心理学療法が行われる種類
心理学療法では臨床心理士などが
次のような種類の問題を抱える患者の
心の治療にあたります。
・ストレス
・情緒的な問題
・人間関係の問題
・問題となっている習慣
・幻聴などの問題
★心理学療法の具体的な治療法
心理学療法の具体的な治療法は
実にたくさんあり、下記が
心理学療法の一覧です。
・催眠
・精神分析
・行動療法
・人間性心理学
・認知療法
・認知行動療法
・集団を利用した療法
・家族療法
・芸術を利用した療法
★心理学療法での治療法は他者と話すことによる治療
上記でご紹介したように
心理学療法には様々な種類があります。
しかしどの種類にも共通しているのは、
他者と「話すことによる治療」が行われ
カウンセリングや対話形式で、
問題を解決する手助けをします。
心理学療法とカウンセリングの違いって?
心理学療法とカウンセリングは
表面的には同じように見えるので、
「何が違うの?」
と首をかしげてしまいます。
★心理学療法とカウンセリングのイメージ
・心理学療法
専門の機関で学んで資格を取った人でなければできない。
・カウンセリング
通信教育や簡単な講座で学べば
簡単にカウンセラーになれる。
★心理学療法とカウンセリングの違い
・心理学療法
「行動療法」「認知療法」
「クライエント中心療法」を始めとした
人間性心理学など多岐にわたる
臨床心理学に基づいた様々なタイプを含む
心理的なアプローチをする。
・カウンセラー
カウンセラーはクライアントに
心を開かせ、いかに聴く存在として在るか。
心理学療法とカウンセリングは
「傾聴し、受容・共感」という精神は
同じです。
カウンセリングは
聴くことを主としています。
一方、心理学療法は患者の悩みを聴いて
「臨床心理学に基づいた、
様々なタイプを含む心理的なアプローチをする」
ということが違います。
また、心理学療法は、行動主義の
「行動療法」「認知療法」
「クライエント中心療法」などの
人間性心理学など多岐な面から行われます。
まとめ
- 心理学療法は多くの種類の治療法の中から問題解決にあたる
- カウンセリングはクライアントに心を開かせ傾聴すること
心理学療法とカウンセリングの違いは
「悩んでいる人の話を聴くことは難しい」
ということです。
クライアントとの相性の問題もあり
さらにクライアントの悩みが深くなった
けんかになった話も聞きますから、
難しさを感じます。
「メンタルヘルスケアの必要性と役割」
という厚生労働省の動画があります。
映像ライブラリー・動画で学ぶメンタル教室
https://kokoro.mhlw.go.jp/video/002.html
このサイトの中の動画に、
『見逃していませんか?「いつもと違う自分」』
というのがあり、うつ病が酷くなる前の
チエック法を紹介しています。
・朝早く目が覚めてしまう
・朝なかなか起きられない
・仕事に集中できない
・ケアレスミスが増える
・イライラや焦りなどを感じる
誰でもなる可能性のあるうつ病です。
自分自身のチエックや、
家族のチエックをして酷くなるのを
防ぎたいですよね。
ぜひ動画をご覧になってください。