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心理学の面白さは何だと思いますか？
心理学の実験や効果を見れば、
その面白さがわかると思います。
ですので今回は
有名な心理学の実験や効果ついて
紹介したいと思います。
こんなあるの!?心理学の実験と効果
パブロフの犬
心理学の実験でとても有名なのが
パブロフの犬です。
あなたも名前を聞いたことが
あるかもしれませんね。
ノーベル生理学・医学賞を受賞した
ロシアのイワン・パブロフという人が
行った実験です。
どういうものかというと
犬にご飯をあげる時だけ
ベルを鳴らすようにします。
それを繰り返しやっていると
犬はベルを聞いただけで
「ご飯がもらえる！」と思い
よだれを出します。
ベルの音＝ご飯と
繋がったのですね。
これを古典的条件付けと言います。
人間の私達でも
この古典的条件付けは起こります。
レモンや梅干しを見ただけで
よだれが出てくるのも、
古典的条件付けと言えます。
ボボ人形
これは今の時代では
絶対にできない実験だと思います。
1961年にアルバート・バンデューラが
ボボ人形という1.5mの人形を使って
行った実験です。
まず幼稚園の子どもを
3つのグループ(A～C)に分けます。
Aのグループにはボボ人形に
暴力的なことをしているところを
見せます。
Bのグループには
ボボ人形を普通に扱う、
Cのグループには
特にお手本を見せずに
実験を行いました。
その後、子どもたちを
個室に連れて行って
ボボ人形で遊ばせた結果、
次のようになりました。
Aのグループは、
ボボ人形に対して
攻撃的な行動を取るということが
わかりました。
BやCグループは、
攻撃的なことを
人形にしなかったそうです。
この実験は、
「攻撃的なことを見せると
子どもは攻撃的になる可能性がある」
ということを示しています。
模擬監獄
これは私が一番
衝撃を受けた実験です。
スタンフォード大学の
心理学者である
フィリップ・ジンバルドーの
指導のもと行われました。
まず看守役と囚人役の
2つのグループを作りました。
普通の人が
役割や地位を与えられると、
その通りに行動してしまう
ということを実験したのです。
どうなったかというと、
看守役を与えられた人は、
看守らしく行動し、
囚人役を与えられた人は
囚人らしく行動しました。
ぼかして書いていますが、
実際には目も当てられない惨状でした。
禁止されていたはずの
暴力行為も行われました。
被験者の家族が
弁護士を連れてきたため、
2週間行う予定だったこの実験は
6日で打ち切られています。
とんでもなく危険な実験だったのですね。
このように、
強い権力と地位を与えられた人と
権力がない人を狭い空間に入れると
「してはいけない」と思うことも
してしまいます。
理性が効かなくなるのです。
この暴走は
元々の性格からではなく
役割によって引き起こされています。
これが心理学の面白さ!
勉強している私から見て、
心理学の面白さは他人も自分も
あらゆる角度で
見れるようになることと思います。
正解は一つではありません。
人間の心は複雑で、
今置かれている環境や生い立ちで
心の有り様は変わってきます。
それを紐解く鍵となるのが
心理学で学んだ知識なのだと
私は思っています。
人の心に耳を傾けて、
共感し、理解しようとする。
自分の心もそうです。
心理学は、
自分の心と向き合うツールにも
なります。
人も自分も
客観的に見ることが
できるようになります。
勉強していると、
ますます学びたくなるのが
心理学です。
「心理学って面白い」と
きっとあなたも思うはずです。
